谷戸康洋先生から学ぶヨーガキネシセラピーとは?
◆ヨーガキネシセラピーとは
ヨーガキネシセラピーは、キネシオロジーというテクニックを用いて身体の不調や歪みを、未解決になっている奥底の過去の感情・気分やトラウマなども含めて探り、調整し目標の方向に意識を向けるセラピーです。
ヨーガのアーサナでもなかなか柔らかくならない、強くならない、バランスが取れない、また強くなりすぎる、柔らかすぎるという状態にも何かしらのメッセージが隠れています。
そこで、さまざまな検査方法で思考と身体の繋がりに気づき、14の経絡に対応する筋肉の反応を調べ、潜んでいる原因を探り調整方法で整えていきます。
ヨーガは考えをクリアにし、生活を輝かすツールと言われます。ヨーガの行法には身体を整えるテクニック、呼吸法、瞑想法、心を整える聖典の言葉などがあり「心身を整え自分自身にくつろぐ」ために様々な行法が用いられます。
キネシオロジーは、筋反射や経絡調整などを用いて、心身のバランス、潜在意識と顕在意識のバランスを整えます。
実は、ヨーガもキネシオロジーも用いる手法は異なりますが、 “心身を整える” “本来の自分にくつろぐ”というゴールは同じなのです。
ヨーガキネシセラピーは、この“心身を整える”というゴールに向かうために必要な、ヨーガやキネシオロジーの要素を組み合わせて、総合的に提案する独自のセラピーです。
◆ヨーガキネシセラピーで期待できる効果
・痛みが緩和できる
・身体の柔軟性が高まる
・自分に合う健康法がわかる
・自分に今必要なヨーガのポーズがわかる
・身体に痛み、歪み、硬さとして表れているメッセージに気づける
・その人に必要な感情・言葉を使ってヨーガのポーズの心地良さを体感できる
・幸福感が得られる
・内観が深まる
・不安を取り除ける
・自分の本当の望みが分かる
・他者と思いやりを持って接することができる
・心から感謝できるようになる
ヨーガキネシセラピーは、今までの思い込みや固定概念を外して、本来の自分に気づくことができます。
ヨーガで大事にしている『自分自身の本質にくつろぐ』ことが体感可能なのです!
◆問題がないところに問題を作ることが問題
ヨーガでは、「問題がないところに問題を作ってしまうこと」が人間の問題と言われます。自分自身の価値観、思い込みも大切ですが、それが強すぎると人との考え方の違いが受け入れなかったり、許せなかったり、自分自身に大きなストレスを生み出してしまう原因になります。
◆歪みは身体からのメッセージ
ヨーガでは、肉体は原因と結果の集合体(カーラナ・カーリヤ・サンバンダ)と言われます。 考え(原因)の結果が肉体として表れています。 そしてその肉体は、結果を色々なメッセージの形にして発しているのです。まずは、そのメッセージを読み取るところからヨーガキネシセラピーが始まります。
例えば、膝の痛みの原因が、骨盤の歪みからくるというケースがありますが、その骨盤が歪むことにも原因があり、筋肉を緩ませたり、引っ張っている原因があります。
無意識が発しているメッセージを読み取り、心身が整う方法で調整します。
◆ヨーガの聖典の言葉での瞑想法
ヨーガには古代より伝えられている聖典があり、人の本質、ヨーガのもつの叡智が語られています。ポーズの実践では、筋肉がほぐれ、体内の循環が良くなり、呼吸が整い、気分も爽快になります。身体を使うポーズの実践もとても大切ですが、聖典の言葉に耳を傾け、そしてその言葉に瞑想することもとても重要視しています。ヨーガの聖典として代表的なものに「バガヴァッド・ギーター」「ヨーガ・スートラ」あり、これらの聖典が明かす知識、人の本質を学び続けることはヨーガの大事な実践です。
ヨーガキネシセラピー・トレーニングコースや特別集中講座では、聖典を学ぶ、瞑想することを丁寧に実践します。
▼身体の反応をみるテスト
鼻呼吸、口呼吸での筋反応テスト
姿勢の変化時の筋反応テスト
好きな物、嫌いな物でのテスト
アイウエオなどの音の周波数と身体の関係
出来事、人に関する言葉でのテスト
14筋・経絡チェック
など
▼エクササイズ
手放す(ヴィヴェーカ・ヴァイラーギャ)
許す(クシャマー)
信頼(シュラッダー)
ストレス反応とアーサナの関係性
自己の本当の望みを知る
など
▼調整方法
ESR
ストレスに対して最適な筋肉・経絡を刺激するアーサナ
循環瞑想
ダーナン瞑想(与える)
音や香りでの調整
目的・願望の設定&調整
・行いと結果の法則 Bhagavad gita 2-48,50
योगस्थः कुरु कमाणिणि सङ्गं त्यक्त्वा धनंजय । िसद्ध्यसिसद्ध्यसोः समो भूत्वा समत्वं योग उच्यते ॥ ४८ ॥
yogasthaḥ kuru karmāṇi saṅgaṁ tyaktvā dhanaṁjaya | siddhyasiddhyoḥ samo bhūtvā samatvaṁ yoga ucyate || 48 ||
ダナンジャヤよ。執着を手放して、成功にも失敗にも同じにとどまり、ヨーガにしっかりととどまって、行 いをしなさい。考えに偏見のないことからの平静な生き方がヨーガと呼ばれます。
बुद्धिद्धियुद्धक्तो जहातीह उभे सुद्धकृतदुष्कृते । तस्माद्योगाय युद्धज्यस्व योगः कमर्मसुद्ध कौशलम् ॥ ५० ॥
buddhiyukto jahātīha ubhe sukṛtaduṣkṛte |tasmādyogāya yujyasva yogaḥ karmasu kauśalam || 50 ||
サマットヴァブッディ、つまり偏見のない考えを授かった人は、この世界でのプンニャもパーパも手放しま す。ですから、あなた自身を、カルマヨーガに没頭させなさい。カルマヨーガは行いの中に思慮分別を持つ ことです。
2017年12月7・8日 10:00-17:00 ヨーガキネシセラピー特別集中講座
【講師紹介】
谷戸康洋(やとやすひろ)
高校時代、器械体操でインターハイ、国体出場。
2006年、white birch yoga group(ホワイトバーチ ヨガ)設立。
2006年、日本一の朝プロジェクトに朝ヨガマイスターとして参加。
現在、生まれ育った標高1100m 八ヶ岳南麓の環境を活かし森林療法、自然療法などにも積極的にヨガを取り入れ、メディアでも活動中。
2012年には自身のスタジオ「fika」を山梨県昭和町に設立。
雑誌Yoginiではヨガ哲学のページを幾度と監修。
雑誌Yoga journalでは「漫画で読むヨガ哲学」を監修。
OSHMANS監修のヨガアプリOSHyogaではモデルインストラクターとして出演。
高齢者向けのヨガクラスから企業でのストレスをリリースするための出張ヨガクラス、教育者向けのヨガやスポーツ選手に向けてのヨガなど県内外問わずクラスを開催。
ヨガの指導者の育成も積極的に開催しています。
ポーズを深めるテクニックや個々にあうアジャストメントや練習方法、ヨガ哲学クラス、ヨガ×キネシオロジーのヨーガキネシセラピーなどはオリジナリティーに溢れた人気クラスです。
現在はサンスクリット語、ヴェーダーンタをSwami Cetanananda師より学んでいます。
IYC45時間短期集中コース修了
ケン・ハラクマ ハタヨガ指導者養成コース修了
リシケシ、ヴェーダーンタ(バガヴァッド・ギーター)キャンプ参加 2016,2017
2017/7/12 神宮スタジアムナイトヨガに講師として参加